Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Gumblar」関連のウイルスがランキング上位に - 「一太郎」狙いのゼロデイ攻撃も

トレンドマイクロは、4月に同社サポートセンターに寄せられたウイルスの感染被害報告を取りまとめた。報告数は減少したものの、「Gumblar」関連のウイルスがトップ10圏内に5種入るなど、依然として深刻な状況が続いている。

レポートによれば、4月の総報告数は1533件で、3月の1808件から減少した。ランキングを見ると、1位の「MAL_OTORUN」、2位の「WORM_DOWNAD」と前月から変動は見られなかった。

一方で3位には圏外から「MAL_GUMBLAR」がランクイン。このほか、「JS_GUMBLAR」「MAL_HIFRM」「JS_IFRAME」など「Gumblar」関連のウイルスが多数入っている。

また4月には、文書作成ソフト「一太郎」の脆弱性を狙ったゼロデイ攻撃が確認された。ファイルをメールに添付して送るターゲット攻撃だった。

(Security NEXT - 2010/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知