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サイバー犯罪被害者の前にそびえる「3つの壁」

相談は増えているものの「相談あるが摘発なし」がサイバー犯罪の現状だと同氏は訴える。なかでも「脅迫」や「名誉毀損」といった問題を例にとると、50件程度の摘発だが、相談は多数寄せられている状況だという。

背景には、サイバー犯罪における3つの壁があると指摘。1つ目の大きな壁はインターネットの「匿名性」。掲示板などに対する不正な書き込みについて、海外のサーバなど利用された場合に、削除できても犯人を特定できないケースがある。

次に、被害者を待ちかまえるのが「費用の壁」。弁護士費用をはじめ、警察へ訴えるにしても会社を休んだり、交通費、裁判費用など、コストが発生する。さらに数十万をかけて裁判に勝っても、IPがわかっただけで相手が特定できないなど、解決に至る保証もない。

さらに警察が事件として扱ってくれるか、という「壁」もある。同氏はこれら3つの壁を超えるのが非常に難しいが、さらに事件化により知られたくない情報が広まるといった不安や、「ウイルスへかかった自分が悪い」と考える被害者も少なくないとサイバー犯罪特有の事情を説明する。

(Security NEXT - 2010/03/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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