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不正サイトの検知数は減少するもサイト改ざんは高水準 - セキュアブレイン調べ

セキュアブレインは、同社が提供する不正サイト検知サービスを通じて研究機関が把握した不正サイトの状況について取りまとめた。

同社が11月に「危険」と診断したサイトは3322件で、前月の3621件から減少した。ジャンル別を見ると「不正攻撃サイト」44件から56件へ増加したものの、それ以外のジャンルはすべて減少した。ジャンル別にみると、フィッシング詐欺が1627件でもっとも多く、ワンクリック不正請求が778件で続いている。

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各月の検知推移

前回調査の10月は、「Gumblar」亜種の拡散で不正改ざんサイトが389件から885件へと大きく増加したが、11月は減少に転じた。しかしながら、756件と9月以前の水準を大きく上回っている状況は変わっていない。

また11月の特徴として、10月は検知時期が集中していたが、11月は長い期間にわたり検知されていたという。改ざんの被害に遭ったサイトの傾向としては、個人サイトが46.6%、企業が41.7%で続いている。約7.5%において複数回の改ざんが発生した。

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改ざんサイトの検知数推移

(Security NEXT - 2009/12/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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