Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

福岡銀行の障害原因が明らかに - 保守ミスでHDD損傷時に冗長システム動作せず

福岡銀行で9月に発生した大規模なシステム障害の原因が同行の調査により判明した。機器の障害に人為的ミスが重なり、冗長システムが正しく動作しなかったという。

問題となったシステム障害は、9月16日早朝に発生したもので、オンラインシステムがダウンし、同日昼前後まで取り引きができない状態が発生した。

その後オンラインシステム自体は復旧したものの、振り込みのバッチデータを消失。復旧作業が長時間にわたり、処理作業がずれ込んだことから、17、18日の一括処理についても遅延、19日までずれ込んだ。

さらに復旧時に二重振り込みや振り込みの金額ミスが発生し、修正作業など作業は30日までかかり、最終的な勘定合算確認作業の完了は10月6日となった。

オンラインシステムにおける障害の直接的な原因はハードディスクの損傷。本来障害発生時に備えて冗長化しており、自動的にバックアップするしくみだったものの、保守を担当していた日本IBMが装置のバッテリー交換をし忘れたことから電圧が下がり、自動バックアップが機能せず、データの消失など被害拡大したという。

福岡銀行
http://www.fukuokabank.co.jp/

(Security NEXT - 2009/10/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

千葉県自治体情報セキュリティクラウドで一時障害 - 2カ月連続で発生
KDDI、通信障害の返金案内を開始 - 便乗フィッシングに注意を
複数自治体が利用する自治体情報セキュリティクラウドで一時障害
WDB HDがランサム被害 - メールやファイルサーバで障害
一部5G回線で一時ネットを利用しづらい状態に - NTTドコモ
KDDIの通信障害、約2日半ぶりにほぼ復旧
即時口座開設システムで障害、一部本人確認画像など破損 - セブン銀
自治体向けSaaSでデータ消失、最大257団体に影響 - 同期操作のミスで
教育機関向け通販サイトに不具合 - 入金確認SMSを誤送信
決済サービス「d払い」などで「3Dセキュア」が一時利用不能に