パスワードは「記憶頼り」42%、9割に「忘れた経験」 - アイシェア調査
アイシェアは、ウェブサイト上で利用するパスワードの管理方法などに関する調査を実施し、結果を公表した。
同調査は、同社が提供しているメール転送サービスの利用者を対象に実施したもの。20代から40代の男女590人から回答を得た。そのうち、ウェブサイト上でパスワードを入力した経験のあるユーザーは562人(95.3%)だった。
パスワードの管理方法でもっとも多かったのは、「何にも残さないで記憶に頼る」の42.0%だった。2位は「紙に書いて残す」で18.3%、3位は「テキストファイルで残す(パスワード設定や暗号化はしない)」が16.2%だった。
一方、「パスワード管理用ソフトで管理」は13.7%、「テキストファイルで残す(パスワード設定や暗号化をする)」は5.9%で、セキュリティに配慮した管理方法を実施しているユーザーの方が少数派という結果が出た。また、パスワードを「忘れたことがある」と回答したユーザーは89.3%にのぼった。
入力したパスワードが「****」など文字を隠して表示された経験があるユーザーは98.8%。このような表示について肯定派は67.9%、否定派は32.1%だった。
肯定派の意見では、「セキュリティのため」「他人に見えるから」というセキュリティ対策を意識した回答のほか、「心理的安心感」や「他人に知られてはいけない重要なものだと意識させてくれるから」という個人の自覚にかかわるものなどもあった。
一方、否定派の意見には、「入力ミスがわかる」「どこまで打ったかわからなくなったりするので」など、確認しながら入力したいという意識が強いことがわかる。また、「だれにも覗かれない」「公の場で入力するような行動を取らない」など、他人に知られる可能性は低いという意見も多かったという。
(Security NEXT - 2009/07/27 )
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