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「Movable Type」の一部環境にXSSの脆弱性

シックス・アパートのCMS製品「Movable Type」において、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が明らかになった。

今回明らかとなった脆弱性は、「Movable Type 4.24 」において、グローバルテンプレートが初期化されていない場合、アプリケーション上の入力項目の一部が適切に入力エスケープ処理されないことからクロスサイトスクリプティングの脆弱性が生じるもの。Enterprise版やオープンソース版などのほか、同バージョンから「Movable Type 4.25」へアップデートした環境でも影響を受けるという。

シックス・アパートでは、脆弱性を解消した「Movable Type 4.25」の提供をすでに開始しており、アップデートや、一部製品については同プログラム適用後のグローバルテンプレートの初期化など対策を強く推奨している。

Movable Type 4.24 でのセキュリティ上の問題について
http://www.movabletype.jp/blog/security-info_mt424.html

シックス・アパート
http://www.sixapart.jp/

(Security NEXT - 2009/04/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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