インシデントの届け出件数は横ばい、フィッシング行為目立つ - JPCERT/CCまとめ
JPCERTコーディネーションセンターは、2009年第1四半期に受け付けたコンピュータセキュリティインシデントに関する届け出状況を取りまとめた。
1月1日から3月末日までに受け付けた届け出は564件で、2008年第4四半期から大きな変化はなかった。インシデントの対象となるIPアドレス数は684アドレスで、同センターでは、国内外のウェブサイトに対するインシデント調査や対応の依頼など、388件の調整を行っている。
また同センターによれば、攻撃別の届け出状況では、フィッシング行為が182件ともっとも多く、脆弱性の探索や防御に成功したアタックなどスキャン行為が171件で続いた。管理者権限が奪われたりシステムへ侵入されたとの届け出が26件にのぼっており、そのうち20件は改ざん被害によるものだったという。
(Security NEXT - 2009/04/08 )
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