3Qの脆弱性届け出、ウェブサイト関連が増加
2023年第3四半期に情報処理推進機構(IPA)へ届け出があった脆弱性は159件だった。ソフトウェアに関する届け出が減少する一方、ウェブサイト関連の届け出が増加している。
同機構では、「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」のもと、脆弱性に関する届け出を受け付けており、2023年第3四半期の状況を取りまとめたもの。同四半期は159件の届け出があった。前四半期の170件から11件減少している。1就業日あたりの届け出件数は3.92件。
ソフトウェア製品に関する脆弱性は55件。前四半期の84件から29件減となった。一方ウェブサイト関連の脆弱性は104件で、前四半期の86件を18件上回っている。
受け付けを開始した2004年以降の累計件数は全体で1万8354件。内訳を見ると約7割にあたる1万2768件がウェブサイト関連の脆弱性。ソフトウェア製品の脆弱性は5586件となっている。
同四半期に脆弱性の届け出が行われたソフトウェア製品の種類を見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が25件でもっとも多く、「スマートフォン向けアプリ」が6件で続いている。
(Security NEXT - 2023/10/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
オーガニック食品の通販サイトで個人情報流出の可能性
IoT製品のセキュリティ基準で国際連携 - 11カ国が共同声明
国勢調査資料をバインダーごと一時紛失、住民が拾得 - 境港市
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
京都の中高一貫校でランサム被害 - 個人情報流出の可能性
6月の侵害は未知の手口、米子会社で別件インシデントも - 古野電気
サイバー攻撃で一部顧客情報が流出したおそれ - 古野電気
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「BIND 9」にキャッシュポイズニングなど複数脆弱性
端末管理製品「LANSCOPE」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起 - 米当局

