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検索エンジンの上位表示にも危険潜む - Pandaが注意喚起

Panda Securityは、「Blackhat SEO」により検索エンジンで上位表示を獲得し、偽ウイルス対策ソフトの配布に悪用されている事例を複数観測したとして注意を呼びかけている。

「Blackhat SEO」は、本来推奨されていない方法なども駆使し、特定のキーワードで検索エンジンの上位表示を獲得するテクニック。誤ってアクセスすると不正ソフトをダウンロードさせようとするサイトへ転送される。同社では「Pandora Software」など偽アンチマルウェア製品の配布に利用されているケースを確認している。

同社が「Cinderella Full Story In Script」といったキーワードをGoogleで検索したところ、最上位に不正サイトのリンクが表示されたという。

こうしたキーワードは事例だけでも100件に上っており、「Panda Scan Online」「Free Online Scan Malware」「Find Norton Antivirus Gaming Edition Pro」「Avast Free Scan And Remove」などセキュリティ関連のキーワードがハイジャックされたケースも含まれていた。

(Security NEXT - 2009/03/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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