指定管理者がファイルを取り違え、個人情報を誤掲載 - 熊本市
熊本市は、熊本市総合屋内プールの指定管理者である熊本市文化スポーツ財団が、スケート教室の申込者や参加者の個人情報を財団のウェブサイトに誤って掲載したことを明らかにした。
同市によれば、2月10日に同財団がウェブサイト上にスケート教室の告知と実施要項のPDFファイルをアップロードしようとした際、誤って申込者や参加者など50世帯111人分の個人情報を含むCSVファイルを誤ってアップロードしたもの。氏名や性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレスなどが含まれる。
財団ウェブサイトより、ファイルを閲覧したり、ダウンロードすることが可能となり、5月30日に申込者からインターネットで自分の名前を検索すると、文字化けしたスケート申込者らしきデータが表示されると電話連絡があり問題が発覚した。
同日同財団では、委託先業者に問題のデータについて削除を求め、検索エンジンに対しても、データの削除を依頼した。
同問題を受け、同財団では個人情報の取り扱いについて研修を実施。ウェブサイトのページを編集する場合は、複数人で確認することを徹底するなどマニュアルを見直す。また公開にあたりプレビューの表示ができるよう、ウェブサイトの管理する委託先と協議を進めていくという。
(Security NEXT - 2024/07/09 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ