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トレンドの「Apex One」に複数の脆弱性 - 権限昇格のおそれ

トレンドマイクロが提供するエンドポイント向けセキュリティ対策製品「Apex One」に複数の脆弱性が判明した。アップデートが提供されている。

同社は12月17日にアドバイザリを公開し、あわせて6件の脆弱性「CVE-2024-52048」「CVE-2024-52049」「CVE-2024-52050」「CVE-2024-55631」「CVE-2024-55632」「CVE-2024-55917」について明らかにしたもの。

ログサーバやエージェント、検索エンジンにおけるリンク解釈、送信元確認の不備、ログサーバにおける任意のファイル作成などに起因し、権限の昇格が可能になる。

いずれも悪用にはローカルアクセス権限が必要としており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「7.8」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」と評価されている。

同社は「Apex One 2019 SP1 CP13140」でこれら脆弱性の修正を実施。「Apex One SaaS」および「Standard Endpoint Protection」についても12月のメンテナンスアップデートで対策を講じており、「エージェント14.0.14203」で修正されているという。

(Security NEXT - 2024/12/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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