ネット利用者100人に1人がマルウェア感染 - 最新ソフト使用しても被害
インターネット人口の1.1%が、マルウェアによるIDの詐取といった危険にさらされていることがPanda Securityの調査で判明した。
Panda Securityの研究期間である「PandaLabs」が、2008年にオンラインマルウェアスキャニングサービスで調査した6700万台のコンピュータについて分析したもの。
調査結果から、全世界で推定1000万人以上が、IDなど個人情報を盗み出すメモリ常駐型のマルウェアに感染していると見られている。またこうした感染被害を受けたPCの35%には最新のウイルス対策ソフトがインストールされていた。
半期別に見ると、上半期から下半期に800%の増加を記録。さらに同社では、2009年は感染率が1カ月あたり336%増加すると予測している。
また米国において1件あたり平均被害金額は496ドルにおよび、米国だけで15億ドルのリスクが存在しているとのJavelin Strategy&Researchによる調査結果を紹介。問題解決に要する平均時間は、米連邦取引委員会のまとめによると30時間必要とされ、同社の感染率から累積時間は9000万時間に及ぶと同社では試算している。
(Security NEXT - 2009/03/16 )
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