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誤送信や内部犯行によるメール経由の情報漏洩を防止する無償ツール - SBT

ソフトバンク・テクノロジーは、メールセキュリティ対策ツール「メール情報セキュリティ強化パック」の無償提供を開始した。

同ツールは、メールによる誤送信や故意による情報漏洩を防止できるソフトウェア。「Microsoft SharePoint Server 2007」「Microsoft Exchange Sever 2007」「Microsoft Office Outlook 2007」向けに無償で提供され、ライセンス費用も不要。SBTが開発するにあたり、マイクロソフトが監修を行った。

同ツールを「SharePoint Server」に組み込むことで、条件に応じて外部へ送信するメールに対し、承認のワークフローを追加することが可能。操作ミスや意図的な機密情報の流出を防止できる。

また「Exchange Server」では、添付ファイルを直接送信せずに「SharePoint Server」に保存し、ダウンロード先のURLをメールに記載して送信するできる。さらにOutlook 2007向けのアドインを配布することが可能で、ポリシーに違反したメールの送信をブロックしたり、送信者に警告表示を行える。

同社では、同ツールの保守やカスタマイズなど有償サポートも展開する予定で、今後はマイクロソフトの他製品との連携やiPhoneなどモバイル環境への対応などを計画している。

(Security NEXT - 2009/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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