PFU、不正接続防止ツールを機能強化 - 「有線LANアダプタ」の使い回しにも対応
PFUは、ネットワークへ接続されたハードウェアデバイスを検知し、管理外の機器について接続を遮断できる「iNetSec SF」の機能強化を実施し、2024年3月1日より提供を開始する。
同機器は、組織内部のネットワークに接続された機器を「MACアドレス」を用いて識別し、不正な機器を遮断できるセキュリティアプライアンス。「IPv6」にも対応しており、端末の申請、承認の自動化なども行える。
今回の機能強化により「syslog」による連携が可能となった。さらに「NetBIOS」や「MIB(Management Information Base)」を用いた検知機能を実装。LANポートに「MACアドレス」を割り振られたUSB接続の「有線LANアダプタ」を複数機器で使い回された場合なども、「NetBIOS」の変化を検知して警告したり遮断できる。
現状同製品では「VPN」により内部ネットワークへ接続される機器の識別、遮断などには対応していないが、働き方の変革などによって機器が持ち出され、外部から接続されることも増えていることを踏まえ、同社では今後の機能強化にて対応できないか検討を進めているという。
価格は、管理ソフトウェア「iNetSec SFマネージャー」が30万円、「iNetSec SF 510センサー」が22万5000円。別途追加セグメントライセンスなども用意している。既存ユーザーはアップデートにより、新機能を無償で利用することが可能。
(Security NEXT - 2023/12/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ファンクラブ限定アプリで個人情報を誤表示 - キャッシュ設定に不備
サーバにランサム攻撃、個人情報流出の可能性 - 福井電機
「Twig」に脆弱性 - EOLの旧版にもアップデートを用意
ALSIの複数製品にCSRF脆弱性 - OEM製品にも影響
配信者のメルアドなど特定操作で閲覧可能に - 音声ライブ配信サービス
Wi-Fiルータ管理ツール「Synology Router Manager」に脆弱性
「ImageMagick」や「Linuxカーネル」の既知脆弱性が攻撃の標的に
教員向け説明会の申込者情報が閲覧可能に - CoIU設立基金
無関係のファクタリング契約先に企業情報約2800件を誤送信 - 八十二銀
「SonicOS」脆弱性、悪用の可能性 - 「SSL VPN」経由で攻撃のおそれも