4人に1人がネット詐欺被害、4割は原因に心当たりなし - シマンテック調査
シマンテックは、国内の個人ユーザーを対象に実施した「オンライン詐欺に関する実態調査」の結果を発表した。
10月にインターネット利用歴が3年以上の個人ユーザーを対象としてオンライン詐欺に関してアンケートを実施したもの。調査は今回で5回目で、1000人から回答を得た。
インターネットでオンラインショッピングやサービスを利用しているユーザーは84.4%と大半が利用している。決済の中心は70.7%でクレジットカードが中心となっており、利用者も前回調査より増加している。一方でコンビニエンスストアによる支払いやオンラインバンキングの振込は利用する割合が減少した。
一方で、銀行預金の引き出しやクレジットカードの不正使用による被害に対して不安を持つユーザーは88.4%に上り、個人情報やログイン情報の流出が87.2%と僅差で続いた。さらに4人に1人は実際にオンライン詐欺の被害経験があり、流出原因に対して38.9%が原因がわからないという。
ゲームの利用者は全体の2割で、そのうちゲーム利用時にセキュリティ対策ソフトを無効にするユーザーが13.3%に上った。もともと対策を行っていないユーザーを含めると2割が利用していなかったという。またゲーム利用者の1割はRMTを経験者だった。
オンライン詐欺行為の対策に関して正しく理解をしていると回答した人は24.3%で前回より9ポイント減少。「たぶん大丈夫」とする回答も41.9%から33.3%へ縮小しており、オンライン詐欺などに対する不安が拡大していることがわかった。
(Security NEXT - 2008/12/19 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
先週注目された記事(2025年2月2日〜2025年2月8日)
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を
検索結果がもっとも危険な有名人 - 日本でも人気の俳優がトップ
巧妙化続くサポート詐欺、窓口相談は前年度の約1.6倍
「サポート詐欺」の相談が3割増 - 過去最多を更新
2024年1Qのセキュ相談、「サポート詐欺」「不正ログイン」が過去最多