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悪質な添付ファイル含むメールの増加傾向が止まらず - ソフォスレポート

ソフォスは、同社に寄せられた2008年10月のウイルス報告数を取りまとめ、公表した。請求書などを装った添付ファイル付きのメールが、9月から引き続き増加傾向にあるという。

同社によると、10月に流通したウイルスメールは256件中1件で、全メールの0.39%だった。4月から6月までは0.03%、7月から9月は0.2%と上昇傾向が続いていたが、10月も引き続き増加している。9月には、請求書などを装った添付ファイルでウイルスに感染させようとするケースが目立ったが、10月もこの傾向は続いている。

マルウェアに対する同社のアップデートで対策の中心となったのはトロイの木馬で、全体の78%に上った。次いでワームおよびウイルスへの対策が13%、疑わしい振る舞いをする未知の脅威への対策が5%と続く。また、スパムトラップで検知された重複を除く添付ファイルは133件だった。

同社に報告されたメールウイルスのトップ10は以下の通り。

1位:Troj/Invo
2位:Troj/Agent
3位:Mal/EncPk
4位:Troj/Doc
5位:Troj/FakeVir
6位:Troj/DwnLdr
7位:Troj/ZipCard
8位:W32/Netsky
9位:Troj/Dloadr
10位:W32/Zafi

(Security NEXT - 2008/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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