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トレンドマイクロ、不正ファイル検知にクラウド技術 - エージェント軽量化でグリーンITにも貢献

トレンドマイクロは、今後展開を予定しているクラウド型セキュリティ技術「Trend Micro Smart Protection Network」を発表した。具体的には、不正ファイルの評価を行う「ファイルレピュテーション」機能を追加するもので、2009年第1四半期の3月に本格稼働を予定している。

同社では、英米で6月にこれら戦略を明らかにしているが、今回あらためて日本を対象に都内で記者向け発表会を開催し、詳細を明らかにしたもの。発表会では、代表取締役社長兼CEOのEva Chen氏や同社取締役の大三川彰彦氏が登壇し、新技術を踏まえた今後の戦略を明らかにした。

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「Trend Micro Smart Protection Network」のロードマップ。来年3月ごろまでに「ファイルレピュテーション」本格稼働が予定されている。

今回発表された「Trend Micro Smart Protection Network」は、従来クライアントPCにおいて、同社より配布された定義ファイルなどを用いて処理していた作業を、ネットワーク経由でリアルタイムに提供する技術。定義ファイルの配布によるタイムラグやリソースの消費など軽減し、コスト低減に寄与する。

同社では、こうした技術の一部をすでに活用している。ウェブサイトの評価を行うウェブレピュテーション技術は企業向け製品やウイルスバスター2008や法人向け製品に搭載された。

2008年8月に投入したSaaS型メールセキュリティ製品「Trend Micro InterScan Messaging Hosted Security」では、「e-mailレピュテーション」とメール内のURLを評価する「Webレピュテーション」を連携させたスパム対策製品についても提供を開始している。

今回、これら機能にくわえ、ウイルスなど不審なファイルが侵入することを未然に防止する「ファイルレピュテーション」をさらに追加することを発表したもので、Eva Chen氏は「3年前からリソースを割いたり投資を行ってきた。20周年を迎えるなかで重要な位置づけとなる」と新技術に対する期待を語っている。

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代表取締役社長兼CEOのEva Chen氏

(Security NEXT - 2008/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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