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Linuxの「truncate関数」に脆弱性 - NTTデータ・セキュリティが検証レポート

NTTデータ・セキュリティは、Linuxカーネルに含まれる「truncate関数」や「ftruncate関数」に見つかった権限昇格の脆弱性について検証レポートを公表し、脆弱性の影響を受けないバージョンへアップデートするよう注意を呼びかけている。

問題の脆弱性は、一般ユーザーとしてシステムへログインし、両関数の脆弱性を攻撃するコードを実行した場合、管理者権限グループを奪われるもの。情報漏洩や改ざんといった被害が発生するおそれがある。影響をLinuxカーネルは、バージョン2.6.22未満で、最新版へアップデートすることで脆弱性を解消できる。

NTTデータ・セキュリティ
http://www.nttdata-sec.co.jp/

(Security NEXT - 2008/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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