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「Citrix CVAD」「Citrix DaaS」に脆弱性 - 「VDA」の更新呼びかけ

Cloud Software Groupは現地時間2025年7月8日、「Citrix Virtual Apps and Desktops」や「Citrix DaaS」が影響を受ける脆弱性が明らかになったとして、セキュリティアドバイザリを公開した。

これら製品に実装されているコンポーネント「Windows Virtual Delivery Agent(VDA)」の脆弱性「CVE-2025-6759」について明らかにしたもの。

アクセス制御の不備に起因し、権限の昇格が可能となる脆弱性で、「SYSTEM権限」を奪取されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「7.3」と評価されており、重要度は「高(High)」とレーティングされている。

同社は、脆弱性を修正した「Citrix Virtual Apps and Desktops 2503」「Citrix Virtual Apps and Desktops 2402 LTSR CU1 Update 1」「同CU2 Update 1」をリリースしており、これらバージョン以降へアップデートするよう求めている。

またレジストリ設定により例外処理を無効化する一時的な回避策をアナウンスした。なお「Citrix Virtual Apps and Desktops 2203 LTSR」については同脆弱性の影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2025/07/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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