Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

KDDI香港のメールサービスで第三者へ不正転送される障害

KDDI香港のメールサービスで障害が発生し、第三者へメールが転送される事故が発生したことがわかった。

7月31日から8月14日まで障害が発生したもので、同社によれば過去に例がない障害だという。同社では、不正アクセスによりプログラムが改ざんされていた可能性も視野に入れ、原因の詳細について調査を進めている。

また被害の影響は利用者により異なるが、すでにシステムは復旧しており、同社では関係者に対して被害について説明や謝罪を行っている。

今回の事故により外務省に影響が出ている。在香港総領事館が同社サービスを利用していたことから、今回のトラブルによりメールが不着になった可能性があると公表。必要に応じて再送信してほしいとウェブサイトを通じて呼びかけた。またあくまでメールの不着であるとし、内部情報の流出はないと強調している。

KDDI香港
http://www.kddi.com.hk/

外務省
http://www.mofa.go.jp/

(Security NEXT - 2008/08/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
ランサム攻撃でシステム障害が発生、影響など調査 - エネサンスHD
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
一部サーバでランサム被害、バックアップ削除も - 新報国マテリアル
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生