Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

生徒の成績含む未許可のUSBメモリを紛失 - 神奈川県立高校

神奈川県教育委員会は、生徒の個人情報や成績などが記録されたUSBメモリを、県立厚木東高等学校の教諭が紛失したと発表した。

所在不明となっているメモリには、のべ149人分の氏名、クラス名、出席番号のほか、教諭が担当している2科目の成績、担任しているクラスの座席表なども含まれていた。また教諭が2007年に担当した生徒195人の成績が保存されていたが、氏名は削除されていたという。

同教諭は7月17日、メモリを鞄に入れて帰宅。翌日出張へ鞄を持参し、同日午後に同校へ出勤したが鞄の中を確認したところ、メモリがなくなっていたという。自宅や出張先を探したが見つからず、8月4日になって事態を報告した。

同教諭は、USBメモリの使用やデータの持ち出しについて許可を得ておらず、パスワードなどセキュリティ対策も実施していなかった。同校では、保護者に対し謝罪文書を送付するとともに、説明会を開催して対応する。同県教委では、県内学校におけるUSBメモリの管理や個人情報の扱いに関する指導徹底を図るという。

(Security NEXT - 2008/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

小学校で保護者や教職員の口座番号含むUSBメモリを紛失 - 東村山市
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
中学校で生徒の個人情報含むUSBメモリを紛失 - 高槻市
霊園使用者の個人情報含むUSBメモリを紛失 - 岩見沢市
USB紛失で町長ら減給、不正利用判明すれば再度処分を検討 - 佐久穂町
USBメモリを紛失、暗号化済みだがPW貼付 - NEXCO西日本
通勤中にUSBメモリ紛失、その後回収 - 新潟県工業技術総合研究所
公民館で個人情報含むUSBメモリが所在不明に - 岐阜市
公立保育園のUSBメモリ、車上荒らしで盗難 - 福井市
組合員情報含むUSBメモリを紛失、データは暗号化 - 建設連合国保組合