センチュリー・システムズのルータにCSRFの脆弱性見つかる
センチュリー・システムズが提供する複数のルータにクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が見つかった。一部製品では問題を解決するファームウェアの公開が開始されている。
一部ルータのウェブブラウザ向け管理画面にクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性が含まれていたもので、同社によれば、ログインして認証情報を保有したまま悪意あるサイトへアクセスした場合、パスワードなど設定が変更されるおそれがあるという。
影響を受けるのは、「XR-410 ver1.6.8」「XR-440 ver1.7.7」「XR-510 ver3.5.0」「XR-540 ver3.5.2」「XR-640 ver1.6.7」「XR-730 ver3.5.0」「XR-1100 ver1.6.2」「XR-410-L2 ver1.6.1」「XR-640-L2 ver1.6.1」で、以前のバージョンも含まれる。
同社では、「XR-410」「XR-510」については、問題を解決したファームウェアの提供をウェブサイト上で開始しており、他製品についても順次提供する予定。また、管理画面利用後にブラウザを終了させるなど、攻撃に対する暫定的な対処方法をアナウンスしている。
XRシリーズの設定画面におけるクロスサイト・リクエスト・フォージェリの脆弱性について
http://www.centurysys.co.jp/support/xr_common/JVN67573833.html
センチュリー・システムズ
http://www.centurysys.co.jp/
(Security NEXT - 2008/07/23 )
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