USBメモリなど外部メディアを介して感染するウイルスが激増 - マカフィー調査
マカフィーは、2月に同社データセンターが検知したウイルスや不審なプログラムの状況をまとめた。USBメモリなど外部メディア経由で感染を広げる「Generic!atr」が、検知マシン数および企業数でトップになった。
同レポートによると、ウイルスの検知マシン数および企業数において、ランキングの半数以上をトロイの木馬が占める状況が依然として続いている。今月トップにランクインした「Generic!atr」は、USBメモリなど外部接続メディアを介して感染を広げるワーム「W32/Autorun.worm」が使用する設定ファイル「autorun.inf」で、検知ファイル数でも5位を占めるなど、前月から大幅な増加を見せている。
また、オンラインゲームのパスワードを盗む「PWS-OnlineGames.a」をはじめ、古い脆弱性を悪用して感染させるウイルスが依然まん延している。
不審なプログラムでは、3位と4位が逆転しただけで、トップ10の内容には変化がなかった。その中でも、「Exploit-MIME.gen.c」に代表されるように、脆弱性をねらった攻撃が増加しているとして注意を呼びかけている。
同社が発表した検知マシン数のトップ10は以下のとおり。
ウイルス
1位:Generic!atr
2位:Generic.dx
3位:Generic Downloader.bk
4位:PWS-LegMir.gen.k.dll
5位:VBS/Psyme
6位:PWS-OnlineGames.a
7位:VAnti.sys
8位:X97M/Laroux.a.gen
9位:Exploit-MS06-014
10位:JS/Exploit-BO.gen
不審なプログラム
1位:Generic PUP.g
2位:Exploit-MIME.gen.c
3位:Adware-GAIN
4位:Winfixer
5位:Generic PUP.e
6位:Adware-Baidu
7位:RemAdm-TightVNC
8位:Adware-RewardNet
9位:Adware-SaveNow
10位:Adware-GAIN.lnk
(Security NEXT - 2008/03/07 )
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