「毎日見ているサイトでウイルス発見」 - サイト改ざんにIPAが警告
情報処理推進機構によると、「毎日見ているサイトで突然ウイルスが発見された」といった相談が増えているという。
こうした相談増加には、脆弱性を攻撃されたことによりウェブサイトが改ざんされ、ウイルスの感染ルートとなってしまっている背景がある。
こうした状況において、利用者側では、OSやアプリケーションなど最新にしておくことや、ウイルス対策ソフトを最新の状態にしておくなど、防衛策はあるものの、ウェブサイトの脆弱性を確認することは困難であるとして、同機構ではウェブサイトの運営者に対して対策を呼びかけている。
具体的には、サーバのOSやアプリケーションの脆弱性解消や改ざんの検知、不正侵入対策などで、いずれも 「必須項目」として挙げている。また、同機構では、2007年9月より「安全なウェブサイトの作り方 改訂第2版」を配布しており、ウェブサイトから手に入れることが可能。
さらに同機構では、こうした正規サイトの改ざん被害とは異なるが、検索サイトの上位に不正サイトが表示される「SEOポイズニング」が発生していることも指摘。検索サイトの上位が必ずしも安全ではないとして警告を発している。
(Security NEXT - 2008/03/04 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
芸術学科公演会の案内メールで誤送信 - 近畿大
組合員や取引先の電話番号含む携帯電話を紛失 - JA遠州夢咲
「サイバー攻撃演習訓練実施マニュアル」を公開 - 日本シーサート協議会
国と都の開業支援施設、マルウェア感染確認されず
福岡県暴力追放運動推進センターがサポート詐欺被害 - 情報流出のおそれも
米政府、重要インフラ向けの「CPGs」をアップデート
ランサム被害が前年比約1.5倍 - バックアップ取得も復元に難あり
米政府、「AzureAD」や「MS365」環境向けのインシデント調査ツールを公開
「JavaScript」のランタイム環境「Deno」に脆弱性
支援学校で生徒の個人情報含む私物USBメモリ紛失 - 大阪府