YouTubeなどで誘い込むスパムが深刻な状況に - ソフォス
ソフォスは、同社モニターチームによる8月のウイルスの報告数をまとめ、公表した。
ウイルスが添付されたメールは大きく減少し、2007年上半期が322通に1通だったが、8月に入り1000通に1件と約3分の1となった。またウイルスに感染したウェブは、6月には1日あたり平均6000件が見つかっていたが、1日平均約5000件に減少している。
しかしながら、不正なウェブへ誘引するスパムは依然多く、YouTubeやヌード写真、ミュージックビデオなどと偽り、アクセスさせようとするものが目立ったという。また株の不正操作を目的として風説を流布するスパムも出回った。
ウェブ経由で感染するウイルスは、先月同様「Iframe」「ObfJS」が上位を占めた。3位の「Decdec」は、7月の3.5%から14.0%に大きく増加した。メールで流通したウイルスについては、1日あたり4件の亜種が発生したトロイの木馬「Pushdo」があらたにトップ10中、4位に食い込んだ。
そのほか、同社がまとめたトップ10は以下のとおり。
ウェブウイルストップ10
1位:Iframe
2位:ObfJS
3位:Decdec
4位:Fujif
5位:EncPk
6位:Psyme
7位:Packer
8位:Pintadd
9位:Redlof
10位:Behav
メールウイルストップ10
1位:Netsky
2位:Zafi
3位:Mytob
4位:Pushdo
5位:Dloadr
6位:MyDoom
7位:Dropper
8位:Bagle
9位:Sality
10位:Traxg
(Security NEXT - 2007/09/03 )
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