Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JREの脆弱性で波紋 - 政府や地方自治体の電子申請システムで対応に遅れ

政府や地方自治体の電子申請システムにおいて、サン・マイクロシステムズのJava Runtime Environmentの脆弱性を含む古いバージョンが利用されているケースが多いことがわかり、波紋が広がっている。

国土交通省では、7月3日に最新版の「1.4.2_15」へ対応したが、厚生労働省や総務省では電子申請のシステムが「JRE1.4.2_10」を採用しており、問題を指摘されたことから対応を進めている。地方自治体においても、電子申請でJREを利用している場合、「1.4.2_14」や以前のバージョンを採用したままとなっているケースも多い。

「JRE1.4.2_12」以前のバージョンについては、2006年9月の時点でRSA署名が偽造される脆弱性が見つかっており、さらに同年12月や翌2007年1月にも、ローカルファイルの読み込みや書き込みされたりローカル上のアプリケーションの実行、信頼されていないアプレットが実行されるといった危険度の高い脆弱性が判明している。

さらに5月末に「1.4.2_14」やそれ以前のバージョンに影響する脆弱性をサンが公表。ICCプロファイルを解析する際、細工されたファイルによりバッファオーバーフローが発生する。同バージョンがインストールされた状態で悪意あるウェブサイトへアクセスした場合、悪意あるコードが実行されたり、情報の改ざんや漏洩といった危険があることから、サンやセキュリティ関連機関では、以前より注意を呼びかけていた。

(Security NEXT - 2007/07/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome 153」を公開、脆弱性230件を修正 - ゼロデイも
「Adobe ColdFusion」に深刻な脆弱性- 早急に更新を
グループのシステムに不正アクセス、個人情報流出の可能性 - 三井不動産
教員向けのメールを学生約1400人に誤送信 - 三重大
小学校で児童の個人情報含む指導要録を誤廃棄 - 尼崎市
グラフィックアプリ「Canva」Android版に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「BIG-IP」に定例外アドバイザリ - 複数脆弱性を修正
「Dell SCG」に100件超の脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「IBM Operational Decision Manager」に深刻なSQLi脆弱性
「N-central」に脆弱性、ホットフィクス公開 - 悪用確認、侵害調査を