Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

栃木市内の自動車ディーラー相次いで事務所荒らし被害 - 個人情報入りパソコンが盗難

栃木市内の自動車ディーラーで、6月7日未明に2件の事務所荒らしが相次いで発生した。いずれも事務所の鍵や施錠したキャビネットなどが破壊され、個人情報が保存されたパソコンが持ち去られたもので、現場は3キロほどしか離れておらず、同一犯の可能性もある。

ネッツトヨタ栃木では、栃木店において顧客情報8206件が保存されたパソコン9台が何者かによって盗まれた。氏名や住所、電話番号、性別、生年月日のほか、勤務先や車両に関する情報が記載されていたという。同社によると、パソコンは暗号化をしており、パスワードについても10回以上入力を誤るとロックがかかるという。

また既報のとおり栃木三菱自動車販売の栃木店でも同様に事務所荒らしの被害に遭い、個人情報を記録したノートパソコン5台などが奪われた。パソコンには個人情報94人分が保存されていたが、データは暗号化されていたと説明している。

いずれの事件も、盗まれた個人情報が不正に利用されたといった被害の連絡は受けていないという。現在、警察が捜査を進めている。

(Security NEXT - 2007/06/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分