MS、5月の更新プログラム7件を公開 - 深刻度はすべて「緊急」
マイクロソフトは、5月のセキュリティ更新プログラムを公開した。7件すべてが深刻度「緊急」となっている。また「悪意あるソフトウェアの削除ツール」も更新された。
今回公開された7件のうち、2件がWindowsに関する脆弱性で、WindowsのDNSにおけるRPCインターフェイスの脆弱性やIEの問題を解決するもの。
またWordをはじめとするOfficeに関するものが3件、Exchangeに関するものが1件、CAPICOMに関するものが1件となっている。Wordの脆弱性については、2月にアドバイザリが公開され、3月に更新プログラムをリリースを予定していたが、品質確保に時間がかかり今月にずれ込んだ。
いずれも、不正プログラムが埋め込まれたサイトを閲覧したり、メールに添付された不正な文書を開くと攻撃を受け、リモートでコードが実行されるおそれがある。深刻度はすべて「緊急」。
同社セキュリティチームによれば、今回提供を開始したDNSのパッチについては、既知の問題を抱えた上でも緊急リリースをするべきか、被害の拡大状況などを日々観測しながら検討を続けてきたが、今回の定例更新による提供になったという。
2007年5月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms07-may.mspx
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
(Security NEXT - 2007/05/09 )
ツイート
PR
関連記事
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県