Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

先行公開分含め「緊急」は5件 - MSの月例セキュリティパッチ

マイクロソフトは、4月の月例セキュリティ更新プログラムの配布を開始した。今月は深刻度「緊急」が5件、「重要」が1件となっている。

深刻度が「緊急」とされる5件のうちの1件「GDIの脆弱性」については、アニメーションカーソルにおける脆弱性を狙ったゼロディ攻撃が発生したことを受け、4月4日より先行して公開されている。

新規に公開となる「緊急」の脆弱性は、4件で「Microsoft Content Management Server」「ユニバーサルプラグアンドプレイ」「Microsoftエージェント」「CSRSS」の脆弱性を解消するもの。いずれの脆弱性も攻撃を受けた場合、リモートでコードが実行されるおそれがある。

また特権が昇格される「Windowsカーネル」の脆弱性については「重要」とした。

2007年4月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms07-apr.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

関連記事:アニメーションカーソルの脆弱性に対応する更新プログラムを緊急公開 - MS
http://www.security-next.com/005756.html

(Security NEXT - 2007/04/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも
医師や患者の個人情報など含む書類を紛失 - 関東信越厚生局
オンライン会議ツール「Zoom」に「クリティカル」脆弱性
ランサム攻撃、リモートアクセス機器経由で侵入 - サンリオ関連会社
サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起
「Chrome」にアップデート - 6件のセキュリティ修正
Adobe、13製品にセキュリティパッチ - 脆弱性68件に対応
MS、8月の月例セキュリティ更新で100件以上の脆弱性に対応