ゆびとま、役員逮捕で登録者数が約9000人減、役員刷新で立て直し目指す
ゆびとまは、同社代表取締役や役員が逮捕されたことを受け、役員を刷新した。同社では、今回の事件によりSNSサイト「この指とまれ!」約9000人が脱会するなど影響が出ている。
アドテックスの民事再生法違反事件で、ゆびとま代表取締役社長の下村好男容疑者や役員の前田大作容疑者、菊地大輔容疑者が逮捕されたことを受けたもの。
前田容疑者はアドテックスで代表取締役を、下村容疑者や菊池容疑者は役員を務めていた。また、前田容疑者はゆびとまで取締役社長を務めた経験もあり、ゆびとまの親会社である日本スポーツ出版社の代表取締役を務めていた。日本スポーツ出版社でも前田容疑者を19日付で解任している。
新代表取締役社長には、昨年2月から取締役を務めている佐々木康隆氏、副社長に松山孝一氏が就任した。今回の役員刷新に合わせコンプライアンス委員長として元愛媛県警察本部長の魚谷増男氏を選任している。
今回の事件では、複数役員の逮捕にくわえ、代表だった下村容疑者は元暴力団関係者であることが報道されるなど、利用者の反発もあり、18日から22日までの4日間で約9000人が退会するなど影響が出始めている。
また一部では同社が運営するSNS「ゆびとま」に登録された情報の悪用されるのではと、懸念の声が挙がっているが、同社ではサーバルームの入退室管理や個人が特定できるアクセスログを取っており、管理上問題がないと強調、漏洩の事実は一切ないと否定した。
(Security NEXT - 2007/02/22 )
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