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送電支援システムに関する資料が再委託先からWinny流出 - 東北電力

東北電力は、再委託先社員のパソコンから、送電支援システムの開発に関する資料などがWinnyを介してネット上に流出したことを明らかにした。個人情報は含まれないとしている。

流出したのは、同社の「送電業務総合支援システム」開発に関する設計書、およびレビュー報告書の一部。設備情報など電力の供給に影響を与える情報や、個人情報などは含まれないとしている。

同社システム設計の委託先東北インフォメーション・システムズの再委託先であるジャステック従業員のパソコンから、Winnyを介して流出したと見られているが、詳しい経緯などは現在調査中という。外部からの指摘により判明した。同社では、今回の事件を受け、委託先の情報の厳重管理を徹底したいとしている。

(Security NEXT - 2006/10/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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