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シュレッダーによる幼児の指切断 - 経産省が業界団体に再発防止策の検討を要請

経済産業省は、家庭用の紙用シュレッダーによる幼児の指切断事故が発生していることから、ビジネス機械・情報システム産業協会と全日本文具協会に対して、同様の事故が発生しないよう注意喚起や再発防止対策を検討するよう要請した。

問題となった事故は、2006年3月と7月に発生。アイリスオーヤマやカール事務器が販売する家庭用シュレッダーに幼児が指を挿入し、切断されたという。問題となったシュレッダーは、紙を挿入する部分が広く、幼児の指が入る広さだった。子供の近くで利用しないことなど本体や説明書に注意表示はあったという。

2005年4月に個人情報保護法が施行されたのを前後に、機密書類の処理を目的とした紙用シュレッダーの市場は急速に拡大した。最近では、業務用だけでなく、家庭でも幅広く利用されている。他メーカーの製品なども広く流通していることから、事態を重く見た同省では、同様の事故を防止するために通達した。

(Security NEXT - 2006/08/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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