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東邦ガス、リース契約書の紛失と誤請求が判明

東邦ガスは、ガス漏れ警報システムのリース契約書を紛失と誤請求が判明したと発表した。

今回の事故は、自損防止やガス漏れを警告する「近接センサー・マイコンシステム」のリース契約書を紛失したもの。同社では、リース顧客をコンピュータで管理しているが、一部顧客が登録されていないことに気が付き、調べてみたところ、11件の契約書の紛失がわかった。

含まれる情報は、氏名、住所、電話番号、メーター番号、リース料金など。同社では顧客に対して謝罪した。また、契約更新も行われておらず、契約時に徴収したリース料金を全額返金するとしている。

さらに、今回の紛失により調査を進めたところ、リース製品の一部部品について有効期限過ぎても交換が行われないまま、契約更新を実施、リース料金を請求していたことが判明したという。対象となる顧客は、443件で、誤請求額は、約1200万円に上るという。

同社では有効期限が切れた時点からのリース料金の全額を返金するとしている。

(Security NEXT - 2005/12/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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