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Adobe、「InDesign」など複数製品に深刻な脆弱性

Adobe Systemsは、「InDesign」や「Photoshop」などをはじめ、同者複数製品で脆弱性が明らかになったことを受け、アップデートを公開した。脆弱性の悪用は確認されていない。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、同社では、事前予告を行った「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」や、定期的にアップデートをリリースしている「Adobe Flash Player」以外にも、複数の同社製品向けにアップデートを用意したもの。

対象製品は、「Adobe InDesign」「Adobe Photoshop CC」「Adobe Digital Editions」「Adobe Shockwave Player」「Adobe Experience Manager」「Adobe Connect」「Adobe DNG Converter」など多岐にわたり、「Adobe Experience Manager」以外の製品は、重要度「クリティカル(Critical)」の脆弱性が含まれる。

一方適用優先度を見ると、「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」「Adobe Flash Player」「Adobe Shockwave Player」については、30日以内を目安にアップデートを講じるよう推奨されているが、それ以外の製品については、任意のタイミングでアップデートするよう求める「3」とレーティングした。

(Security NEXT - 2017/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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