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「Adobe Acrobat/Reader」の脆弱性62件を解消 - 10月にEOL迎えた「同XI」にも最終更新

Adobe Systemsは、リモートよりコードを実行されるおそれがある複数の深刻な脆弱性を解消した「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」のアップデートをリリースした。

今回のアップデートは、WindowsおよびMac OS向けに提供するもので、あわせて62件におよぶ脆弱性へ対処した。バッファオーバーフローや解放済みメモリへのアクセス、範囲外のメモリへアクセスする脆弱性などを修正している。

脆弱性を悪用されるとリモートよりコードを実行され、端末の制御を奪われるおそれがあるほか、情報漏洩や、ドライブバイダウンロードなどに悪用される可能性がある。

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影響を受ける製品およびバージョン(表:Adobe Systems)

(Security NEXT - 2017/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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