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メール経由でマルウェア感染、外部と通信 - 富山大

富山大学水素同位体科学研究センターのパソコンがマルウェアに感染し、外部と不正な通信を行っていたことがわかった。機密情報は含まれていないという。

同センターは、核融合炉の燃料として使われる水素同位体の研究施設。一部メディアの報道を受けてマルウェアへの感染について認めたもの。2015年11月に研究者に送られたメールをきっかけにマルウェアへ感染し、外部と大量の通信が行われていたという。

同大では、感染した端末内部のデータについて、すでに発表済みであったり、公開を前提としているデータであるとし、機密情報の漏洩を否定。今回の問題を受け、同大ではセキュリティ対策の強化など進めるとしている。

(Security NEXT - 2016/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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