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前四半期からマルウェアが増加 - 不正サイトへの誘導や偽ソフトの拡大目立つ

情報処理推進機構(IPA)は、2014年第3四半期に同機構が受け付けたマルウェアの届出状況を取りまとめた。

同機構によれば、同四半期におけるウイルスおよび不正プログラムの検出数は11万7993件。前四半期の9万1215件から増加した。

そのうちパソコンにダウンロードされたものは8万2104件で、全体の約70%を占める。メールの添付ファイルを検出したものは1万9581件で約17%だった。

「自己伝染機能」「潜伏機能」「発病機能」を備えたウイルス検出数は1万9648件で、前四半期の1万7474件から12%上昇。「W32/Bagle」が513件から2384件に、「W32/Mytob」が752件から1796件と目立った増加を見せたことに起因している。最多は「W32/Netsky」で8395件。前期とほぼ同水準だった。

同一の届出者のもとで、同種のウイルスが同日中に複数検出された場合に1件とカウントする「届出件数」は1298件で、前期の1292件から微増。感染被害の届け出はなかった。

(Security NEXT - 2014/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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