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債権者に必要以上の顧客情報を開示 - 朝日生保

朝日生命保険は、公的機関などの債権者が差押えた保険契約の支払請求手続きにおいて、不要な個人情報の開示が行われていたことを公表した。

同社の顧客370人について、債権者が差押えた保険契約の支払請求手続きの際に、債権者に対する不要な個人情報の開示が行われていたもの。

開示先が国や地方公共団体などのケースが288件。のこり82件は公的機関以外の債権者が開示先となっていた。契約者や受取人の電話番号、保険料振替口座、積立金残高、払込保険料などの情報が含まれる。

契約者などの個人情報があらかじめ印字された一般顧客用の支払請求書を、債権者からの支払請求の際にも使用していたことが原因だという。

現在は債権者からの支払請求手続きについては、請求書へ不要な個人情報を印字しないよう変更した。対象となる顧客には、謝罪の文書を送付している。

(Security NEXT - 2013/11/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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