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iPhoneのジェイルブレイクに利用する脆弱性への攻撃が4位 - フォーティネットまとめ

フォーティネットジャパンは、8月21日から9月20日までに同社製品やシステムで検知した脆弱性に対する攻撃やマルウェアの状況について取りまとめた。

同社では、期間中に62件のあらたな脆弱性を検知。そのうち約4割にあたる26件に対して攻撃が発生していたという。「Quicktime」やAdobeの製品を狙ったゼロデイ攻撃も確認されている。

攻撃の活動量が多かったのは、Windowsの「MS08-067」を攻撃する「MS.DCERPC.NETAPI32.Buffer.Overflow」で、攻撃の27.3%を占めた。また「SMTP.Auth.Buffer.Overflow」が16.4%で続いている。

Appleの人気端末「iPhone」で、PDFに埋め込まれたフォントによりジェイルブレイクを行う脅威「FreeType.CFF.Jailbreak.Apple.Device」は10.4%にのぼり、4位に初登場している。ユーザーがあえて利用しているケースもあるが、攻撃者が悪用する可能性もあると同社は指摘し、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/10/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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