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悪意あるファイル、1日あたり約41万件 - 前年比3%増

カスペルスキーは、同社製品における悪意あるファイルの検知状況を取りまとめた。2023年1月から10月までの10カ月で約1億2500万件を検知しており、前年同期から3%増加している。

同社によれば、期間中に検知した悪意あるファイルは約1億2500万件。前年同期と比較すると3%の増加となった。1日あたりに換算すると平均41万1000件となる。Windowsを対象とするファイルが全体の約88%を占めた。

「Office」や「PDF」などドキュメント形式の悪意あるファイルは、1日あたり約2万4000件を検知。前年同期比で53%増と大きく上昇している。

もっとも拡散されたマルウェアの種類は「トロイの木馬」だった。2022年は検知したファイルが1日あたり1万5000件だったのに対して、2023年は4万件と2倍以上に拡大している。なかでも「バックドア」として使用されるケースが目立ったという。

(Security NEXT - 2023/12/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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