Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

JPCERT/CC、ログ解析の訓練コンテンツを公開 - 痕跡発見のコツも

JPCERTコーディネーションセンターは、ログ解析のトレーニング用コンテンツを公開した。GitHubより入手できる。

同コンテンツは、システム管理者やセキュリティ窓口担当者をはじめ、インシデントの分析に関心があるユーザー向けに用意した教材。これまで「Internet Week」にて実施してきた「インシデント対応ハンズオン」が好評だったことから公開した。

実際に確認された標的型攻撃の事例をもとに、「Windows」の「イベントログ」に関する調査手法について解説。典型的な侵入手法で残存するログの痕跡や、それらを得るために必要となる事前設定、ログ調査のポイント、分析手法などを紹介している。

同センターはイベントログについて、デフォルトの設定だとインシデント調査に活用できる情報が少なく、軽視されがちであると指摘。しかし、あらかじめ適切に設定しておくことで、より重要な情報を記録することができるとして、同コンテンツの活用を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/07/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

APIゲートウェイ向けにOSSのセキュリティプラグインを公開
特定社会基盤事業者や周辺事業者向けのリスク対策支援サービス
「WarpDrive」に「攻殻機動隊」の世界観でセキュリティ学べるゲーム機能
「WordPress」のセキュリティ対策プラグインを公開 - クラウドセキュア
MS、上位サブスク契約者向けだった詳細ログデータを開放
特定のサイバー脅威に対する耐性を評価するサービス - NRIセキュア
ファイルサーバ管理ソフトにログ監視オプション - ランサムなど不正操作を通知
インシデントに備えたログ取得管理状況の調査サービス
IoT機器のセキュリティ評価を無償提供 - CCDS
米政府、「AzureAD」や「MS365」環境向けのインシデント調査ツールを公開