Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起

ソースコード管理ツール「GitLab」の脆弱性「CVE-2023-7028」が悪用されているとして、米当局が注意喚起を行った。容易に悪用でき、アカウントを乗っ取られるおそれがある。

サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が現地時間5月1日、「CVE-2023-7028」を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に登録したもの。前日にも「CVE-2024-29988」が登録されており、連日の追加となっている。

「CVE-2023-7028」は、パスワードリセット機能に関する脆弱性。「GitLab Community Editions」「同Enterprise Editions」の双方が影響を受ける。

脆弱性を悪用すると、未検証のメールアドレスにリセットメールを送信させ、第三者がパスワードを変更することが可能。2要素認証が設定されていない場合、容易にアカウントを乗っ取ることが可能となる。

同脆弱性は、現地時間1月11日にリリースされた「同16.7.2」「同16.6.4」「同16.5.6」で修正済み。セキュリティアップデートの公開後、同脆弱性の詳細や実証コードなどが複数のサイトで公開されており、セキュリティ機関などからも対策や侵害を受けていないか確認するよう注意が呼びかけられていた

(Security NEXT - 2024/05/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ