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Adobe、複数製品にセキュリティアップデート - 脆弱性を解消

Adobe Systemsは、「Adobe ColdFusion」をはじめ、同社複数製品向けにセキュリティアップデートをリリースした。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、5製品に対してアップデートをリリースしたもの。いずれも脆弱性の悪用は確認されていない。

「Adobe Creative Cloud Desktop Application」「Adobe Download Manager」「Adobe Media Encoder」については、重要度が3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が含まれる。シンボリックリンクに関する脆弱性や、コマンドインジェクション、域外メモリへの書き込みなどを修正した。

また「Adobe Creative Cloud Desktop Application」「Adobe Media Encoder」「Adobe ColdFusion」「Adobe Genuine Service」では、1段階低い「重要(Important)」とされる脆弱性を解消している。

同社は、「Adobe Creative Cloud Desktop Application」「Adobe ColdFusion」のセキュリティアップデートについて、適用優先度を3段階中2番めにあたる「2」とレーティング。30日以内を目安にアップデートを実施するよう求めた。他製品については、1段階低い「3」としており、任意のタイミングで更新するよう求めている。

(Security NEXT - 2020/07/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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