Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

リコーのプリンタドライバに脆弱性 - 多数製品に影響

リコーが提供するプリンタドライバに権限昇格の脆弱性が含まれていることがわかった。複合機やプリンタなど多数機器に影響が及ぶという。

権限昇格の脆弱性「CVE-2019-19363」が明らかとなったもので、脆弱性を含むドライバがインストールされた端末において、ログイン権限を持つユーザーによって管理者権限を取得されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアは「7.8」。

対象となるドライバは、「RPCSドライバ」「PSドライバ」「PCL6(PCL XL)ドライバ」「RPCSラスタードライバ」「PC-FAXドライバ」ですべてのバージョンが影響を受ける。対象機器は、複合機やプリンタ、ファックスなど多岐にわたる。

同脆弱性は、リコーがJPCERTコーディネーションセンターへ報告したもので、同センターが調整を実施。同社は脆弱性へ対処する「Printer Driver Security Program Ver.1.3.0.0」を公開。利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/02/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートで修正
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消