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丸三証券の元社員ら、顧客情報流出による不正競争防止法違反で逮捕

丸三証券の元社員やキャピタル・パートナーズ証券の従業員が、丸三証券の顧客情報を不正に持ち出したとして不正競争防止法違反で逮捕された。

丸三証券によれば、従業員が在職中だった2008年7月から8月にかけてキャピタル・パートナーズ証券の従業員へ顧客情報を提供し、勧誘活動を行っていたもの。

顧客の指摘により問題が判明し、丸三証券では同従業員を2008年9月に懲戒解雇。1月に丸三証券が事件に関わった関係者やキャピタル・パートナーズ証券を告訴していた。

逮捕者が出たキャピタル・パートナーズ証券では、内部調査委員会を設置し、弁護士などをまじえた外部調査委員会を設置し、事実関係を調査を行い、結果を報告するとしている。

丸三証券では今回の事件を受け、個人情報の取り扱いについて問題があったとして事件が発覚した2008年8月以降、被害に遭った顧客に対して事情を報告、謝罪した。

キャピタル・パートナーズ証券
http://www.capital.co.jp/

(Security NEXT - 2009/09/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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