「vBulletin」狙った改ざん攻撃 - 他攻撃者のコード実行は制限
フォーラム構築ソフト「vBulletin」に脆弱性が見つかった問題で、同脆弱性を狙ったアクセスが観測されている。
問題の「CVE-2019-16759」は、認証なしに「vBulletin」が稼働するユーザー権限で、コマンドの実行が可能となる脆弱性。実証コード(PoC)が公開されたことから明らかになった。
警察庁によれば、9月25日以降、同庁のセンサーでTCP 80番ポートに対し、同脆弱性の悪用を試みるアクセスを観測しているという。
一部攻撃では、特定のファイルを改ざんし、サーバ上でコードを実行させる際、特定の文字列が必要となるよう細工していた。別の攻撃者によるコード実行を制限しようとしていたと見られる。
脆弱性を標的としたアクセスの件数(グラフ:警察庁)
(Security NEXT - 2019/10/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消