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「VMware Tools」や「Workstation」に脆弱性

特定プラットフォームで動作する「VMware Workstation」および「VMware Tools」に脆弱性が含まれていることが明らかとなった。アップデートがリリースされている。

VMwareによると、「VMware Workstation」のLinux版では、「Advanced Linux Sound Architecture(ALSA)」において解放後のメモリにアクセスするいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2019-5525」が明らかとなった。Windows版は影響を受けない。

同脆弱性は、ゲストマシンからLinuxホスト上のコードを実行するため、ほかの脆弱性と組み合わせて悪用されるおそれがあるという。

またゲストマシンで用いるWindows向けの「VMware Tools」に、域外のメモリを読み込む「CVE-2019-5522」が存在。ゲストマシンのローカル権限でカーネルの情報を取得したり、サービス拒否を生じさせることが可能となる。

いずれの脆弱性も重要度は「重要(Important)」とレーティングされている。同社は、アップデートとして「VMware Workstation 15.1.0」や「VMware Tools 10.3.10」をリリース。利用者へアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/06/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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