Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Windows」にゼロデイ脆弱性、PoCが公開 - 8月の「ALPC脆弱性」公表と同一人物

「Windows」に未修正の脆弱性が含まれていることがわかった。すでに「実証コード(PoC)」が公開されている。脆弱性を公表したのは、8月にも未修正の脆弱性を公開した研究者だった。

20181024_se_002.jpg
実証コードの公開を知らせるツイート

PoCが公開されたのは、「Windows」の「Data Sharing Service(DsSvc)」に関する権限昇格の脆弱性。公開したセキュリティ研究者は、GitHub上に実証コードをアップロード、Twitter上で公表した。

同研究者は「SandboxEscaper」を名乗り、8月にも「Windowsタスクスケジューラ」で権限昇格が生じる「ALPC(Advanced Local Procedure Call)」の脆弱性「CVE-2018-8440」をTwitter上で突如公開したことでも知られる人物。翌月の月例セキュリティ更新で修正されるまでの間にゼロデイ攻撃も確認されている。

公開されたPoCは、「Deletebug」とされるプログラム。管理者権限がないと操作できないシステムファイル「pci.sys」を「ALPC」を通じて削除する。「Chrome」では危険なファイルと認識され、ダウンロードがブロックされる。

(Security NEXT - 2018/10/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

日立製ディスクアレイシステム「Hitachi VSP」に平文PWをログ保存する脆弱性
Apple、「iOS」「iPadOS」のアップデートで脆弱性1件を修正
「Firefox 124.0.1」が公開、深刻な脆弱性2件を解消
JVNで6製品の使用中止を呼びかけ - 脆弱性見つかるも開発者と連絡不能
バッファローのNAS製品にMITM攻撃でコード実行のおそれ
米当局、脆弱性3件の悪用に注意喚起 - FortinetやIvantiの製品が標的に
「auひかり」向けのブロードバンドルータに複数の脆弱性
Apple、「iOS」「iPadOS」のセキュリティアップデートを公開
ブラウザ「MS Edge」にアップデート - 9件の脆弱性を修正
Google、ブラウザ最新版「Chrome 123」をリリース - 複数脆弱性を修正