Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

【速報】「Adobe Flash Player」が緊急アップデート - すでにゼロデイ攻撃が発生

Adobe Systemsは、複数の深刻な脆弱性を解消した「Adobe Flash Player」のアップデートを定例外でリリースした。すでに脆弱性を悪用したゼロデイ攻撃が確認されているという。

20180607_as_003.jpg
あらたにリリースされた「同30.0.0.113」。Adobeでは当初、「Windows」「Mac」やブラウザ同梱版について適用優先度を「2」としていたが、その後「1」へと修正した。表は変更後のもの(表:Adobe)

今回のアップデートは、「Adobe Flash Player 29.0.0.171」および以前のバージョンに含まれる4件の脆弱性に対処したもの。

バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2018-5002」や型の取り違えの脆弱性「CVE-2018-4945」については、コード実行が可能となるもので、3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」にレーティングされている。

なかでも「CVE-2018-5002」については、悪用コードが出回っており、限定的ながらも標的型攻撃に悪用されているとの報告を同社では受けているという。Windowsを対象としており、悪意あるコンテンツを含んだOfficeドキュメントをメールで送りつける手法だった。

同社では、これら脆弱性を修正した最新版となる「同30.0.0.113」をリリース。適用優先度は、「Linux版」を除き、ブラウザ同梱版を含めて3段階中もっとも高い「1」とレーティングし、72時間以内にできるだけ早期に適用するよう呼びかけている。また「Linux版」に関しては、2段階低い「3」としており、任意のタイミングによる更新を求めた。

20180607_as_002.jpg
修正された脆弱性。2件が「Critical」とレーティングされている(表:Adobe)
一部記事修正のお知らせ:Adobe Systemsでは発表当初、「Linux版」以外の適用優先度を「2」と指定していましたが、その後、適用優先度を「1」へ修正したことを受け、記事に反映させました。

(Security NEXT - 2018/06/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Flash Player」狙いのゼロデイ攻撃、3カ月前から準備か - 給与関連書類を偽装、C&Cは偽求人サイト
CMSの「Zenphoto」にコード実行の脆弱性 - 最新版で修正
「BIND 9」が意図せずオープンリゾルバとなるおそれ - 設定の確認を
MS、AMDプロセッサ向けに「Spectre」緩和策を追加
「Chrome」に重要度「高」の脆弱性 - アップデートがリリース
「OpenSSL」にDoS攻撃受ける脆弱性 - 修正は次期アップデートで
MS、6月の月例パッチをリリース - 脆弱性1件が公開済み、悪用は未確認
Windows版LINEにリンクでDLL読込パスを指定できる脆弱性 - すでに修正済み
スマートデバイス向け「VMware AirWatch Agent」に深刻な脆弱性
NICT、脆弱性管理プラットフォーム「NIRVANA改弐」を発表