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「Oracle WebLogic Server」狙う攻撃、10月以降国内で断続的に観測 - 被害報告も

アプリケーションサーバ「Oracle WebLogic Server」の脆弱性を狙った攻撃が発生している問題で、JPCERTコーディネーションセンターは、攻撃の観測動向を明らかにした。被害報告も寄せられている。

同センターによれば、TCP 7001番ポートに対する脆弱性「CVE-2017-10271」の探索を目的としたアクセスは、パッチが公開される以前の10月初旬より断続的に観測。多い日には200件以上のアクセスがあり、2018年に入ってからは300件を超える日もあった。

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脆弱性のスキャン動向(グラフ:JPCERT/CC)

同脆弱性に関しては、2017年12月下旬の段階で攻撃コードが公開されたことがわかっているが、それよりもかなり前の段階から攻撃が行われており、一時はパッチが用意されていない「ゼロデイ状態」のなか、脆弱性の探索行為が展開されていたことになる。

(Security NEXT - 2018/01/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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